ヤマハのスーパースポーツバイクといえば、YZF-R1が代表的な存在です。1998年に初代モデルが登場して以来、レースシーンでの活躍や技術革新を続けてきました。現行モデルは、2020年にフルモデルチェンジされた7代目で、水冷・DOHC・4バルブ・直列4気筒・997ccのクロスプレーンエンジンを搭載しています。このエンジンは、レース用マシンのYZR-M1と同じクランク構造を持ち、高いトルクとレスポンスを発揮します。また、電子制御システムも充実しており、トラクションコントロールやライディングモードなどが選択できます。
YZF-R1の魅力は、エンジンだけではありません。軽量で剛性の高いアルミ製デルタボックスフレームやリアアーム、倒立式フロントサスペンションやリアモノショックなど、足回りも高性能です。ブレーキは、前後ともに油圧式ディスクブレーキで、ABSやブレーキコントロールシステムが装備されています。タイヤは、前後ともに17インチのラジアルタイヤで、グリップ力や安定性が高いです。
YZF-R1のデザインも見逃せません。流麗なラインとシャープなエッジが特徴的で、風を切り裂くようなフォルムです。フロントには、YZR-M1を彷彿とさせる2つのLEDヘッドライトが配置されています。また、メーターは液晶式で、多彩な情報を表示します。カラーバリエーションは、ブルー、ブラック、カーボンの3種類があります。
YZF-R1は、2022年モデルとして現在発売中です。メーカー希望小売価格は2,365,000円(税込)です。また、オーリンズ製の電子制御サスペンションやカーボンファイバー製の外装パーツなどを装備した高級仕様のYZF-R1Mもありますが、こちらは3,190,000円(税込)で限定販売されています。
YZF-R1は、ヤマハの最高峰のスーパースポーツバイクです。レースから街乗りまで幅広く楽しめるマシンです。興味のある方はぜひ試乗してみてください。